2009年10月18日

したたかなロシア外交

オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞した
なんとも胡散臭い受賞としかいいようがない
あの、美辞麗句のスピーチだけで受賞というのであれば
ノーベル平和賞も軽くなったものだというしかない



彼が大統領に就任してから行った
外交上の重要な行動は
例の美辞麗句のスピーチと、
チェコ、ポーランドに配備されたミサイル防衛システムを
即刻取り去ったことだ

美辞麗句のスピーチはさておき
チェコ、ポーランドに配備されたミサイル防衛システムを
即刻取り去ったことは、
東欧、中欧、旧ソ連構成国で西欧よりの国々に深い失望と衝撃を与えた
このミサイル防衛システムは
アメリカは繰り返しイランが仮想敵国と主張しているが
実際は、対ロシアを睨んでのものであり
東欧、中欧、旧ソ連構成国もそのために配備を望んだものだ

それを、なんの見返りの要求もなく
あっさりと撤去してしまった
ロシア側はどう思ったかは想像に難くない
組し易い相手と思ったに違いない

ケネディのときは
フルシチョフが「こんな若造」と馬鹿にして
キューバに核ミサイルを配備して挑発したところ
同じ対抗手段をとる強硬な態度を毅然として示したことで
尻尾を巻いて退散し
以後、突出した行為を慎んだのとは対照的だ

アメリカは一方的にミサイル防衛システムを取り去ったが
ロシアは、配備に対抗すると称して
ヨーロッパの要衝の飛び地カリーニングラードへ配備したロシア軍を
一兵たりとも引き上げていない
相変わらず常駐している
南オセチア、アブハチアに常駐しているロシア軍も
引き上げる気配などさらさらない
ウクライナ、グルジアなど、親欧米の旧ソ連構成国に対する
エネルギー供給などをつかった
あの手この手の圧力威嚇はやみそうにない

このようなロシアの態度にたいして
弱小の東欧、中欧、旧ソ連構成国に対し
アメリカは、ミサイル防衛システムを撤去したかわりに
何らかの保障をしたかというとゼロである
美辞麗句の演説だけである

プーチンが組し易い相手だと高笑いしているのが聞こえてくるようだ
ロシアは、圧力を緩める気配はいっこうにない
先日は、ロシア、アルメニア、べラルース、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタンから構成される
the Collective Security Treaty Organization (CSTO)の軍事演習として
カザフスタンと軍事演習を行った
西側に与える影響を懸念して、ウズベキスタンとべラルースは参加しなかったが
この共同軍事演習が、その他の旧ソ連衛星国、中欧、東欧諸国に与える衝撃は想像するに難くない

ブッシュ政権の時は、アメリカの庇護を求めればよかったが
オバマ政権は、そっけなく突き放したのだ
ウクライナ、グルジアがこれから、ロシアの威嚇、圧力にどう対処するのか
アメリカの後ろ盾を失ったまま、
圧力を増すロシアの軍事的脅威を前にした中欧、東欧がどう動くのか
アメリカは、このまま中欧、東欧、親欧米の旧ソ連衛星国をほうっておくのか
勢いを増すロシアの軍事的圧力を前に要注目である



dream3434 at 18:00│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
楽天市場
楽天市場

更新日時:2009/11/22




来店型保険ショップ相談予約プログラムバナー125×125