2009年08月23日

アフガニスタン大統領選挙がもたらすもの

日本では8月30日の総選挙で大騒ぎだが
国際社会では、さほど注目を浴びているわけではない
一番関心を寄せるはずのアメリカも関心が低い
なにしろ、オバマ大統領にとって、
アジアといえば中国であって、日本など眼中にない
(だから駐日大使に、日本のことなど全くしらず、人脈もない弁護士を
単に大統領選に協力したからといって送り込んできたくらいだ)
ただ、今、国際社会が固唾を呑んでみまもっている選挙がある
アフガニスタンの大統領選挙だ



アフガニスタンは、アメリカがタリバン政権を駆逐した後
2001年のボン合意にもとづいて
同年、暫定政権が駆る剤議長のもと発足し
2003年には緊急ロヤ・シャルガがのもとにアフガニスタン全土から代議員が出席して、憲法制定ロ。シャルガが行われ、憲法が制定された
2004年には大統領選挙が行われ、
カルザイ大統領が55.5%の得票で当選した

そして、ことしまた選挙の年がめぐってきた
だが、状況は大きくかわりつつある
アフガニスタンの治安は悪化の一途である
アメリカ軍、NATO軍がいくら軍を投入しても
まったく改善する気配はない
それどころか、駆逐されたタリバンが勢力をもりかえして
アメリカに駆逐される以前と同様の勢力をもってきている
もはや、タリバンと話し合って協力しなければ
アフガニスタンの治安は回復できないという声さえある

いずれも、カルザイ大統領にとっては、
よくない材料ばかりである
かさねて、この全世界的不況である
現政権に不利な状況がそろいすぎている

そこでカルザイ政権がとった手段は
いつもお馴染みの、介入、恫喝、ごまかし等で票を操作することだ
木曜日に行われた地方部での選挙では
治安が悪く、投票率が極めて低かった
カルザイ大統領の対立候補、アブドゥラ氏は
選挙に不正があったと声高に批判している

アブドゥラ氏としては、
追い風の環境だ
問題はカルザイ政府の選挙介入だけである
そこで、大統領選挙は第一回の投票できまらず
第二回までもつれこむはずだと豪語し
大統領の選挙介入を批判し
法的手段に訴え出ると批判している
一応、支持者には、街頭での行動は控えるように呼びかけているが
果たして守られるか大いに疑問である

大統領選挙の結果次第では
内乱状態に陥り
アフガニスタンの情勢が益々悪化するおそれがある

この動向を息を呑んで見守っているのがオバマ政権だ
オバマ大統領は、当初から
イラクから兵を引き上げアフガニスタンに集中するといい
アフガニスタンの戦争をa war of necessityと呼んで
大統領選挙がつつがなく行われることを何より期待している

オバマ大統領はアフガニスタン戦争に積極的だが
周りの反応は複雑である
世論の半数は、アフガニスタン戦争継続に反対である
政治的高官のなかでも、カルザイ大統領の露骨な選挙介入に
眉をひそめる向きもある
これでは、民主的な選挙が出来たといって
引き上げる口実をうしなってしまうことになるからだ
まして、大統領選挙後に暴動でもおきれば
より一層の兵力投入が要求されることになる
軍も政府高官もそのような事態をこのんでいない

なにがあってもアフガニスタン戦争を継続するといっているのは
オバマ大統領ひとりである

さて、アフガニスタンの大統領選挙の後
アフガニスタンの内情がどうなるのか
アメリカがどういう手段をとってくるのか
要注目である




dream3434 at 20:52│Comments(1)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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この記事へのコメント

1. Posted by cova   2009年08月25日 17:47
たしかに、アフガニスタンの安定するかどうかは、世界政治にも影響しますね。

日本が選挙で世界から注目されるには、共産党参加政権でもできるくらいの変化でもいりますか。

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更新日時:2009/11/22




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