2009年08月02日

ウクライナを巡るEUとロシアの確執

夏本番である
といっても、梅雨明け宣言も出ないところもあるし
梅雨が明けても、いっこうに夏らしい日がこない
おかしな夏であるが
モードの世界を含め、経済はもう秋冬体制である



秋冬の対策をたてているのは
モードの世界だけではない
国家も秋冬対策を採り始めている
すなわち、暖房に使うエネルギーの確保だ
ことに、ヨーロッパは必死である

特にヨーロッパは、その4分の1のエネルギーを
ロシアからの天然ガスに頼っている
そして、ロシアは天然ガスの供給を
経済の観点からでなく
政治的恫喝の手段として使うから困りものなのだ
安心して、安定的な供給を期待できないのだ

そこでヨーロッパは
ロシアに対する依存度を下げるべく
他の手段、代替エネルギーや、供給地の多様化をはかっているが
思ったほど成果はあげられない
代替エネルギーはまだ、天然ガスにかわるほどではないし
供給地の多様化といっても
他には中東、アフリカで
既に、中国や他国が押し寄せている

ということで
現実的な対策としては
現存のロシアからの供給を安定化させることに落ち着く
ロシアからの天然ガスのパイプラインは
ウクライナ、グルジアをとおってくるが
これがまた問題なのだ
ウクライナ、グルジアともに
親西欧派でEU、NATOの加盟(ウクライナは親ロ派の大統領になってから怪しくなったが)をもとめて、
ロシアの不興をかっているし
なにかと、ロシアと衝突をくりかえしている

つい先年は、ロシアウクライナへのパイプラインシャットダウンして
ドイツなど、ヨーロッパは文字通り震え上がった
グルジアもロシアと紛争をおこして
いつパイプラインをシャットダウンされるかと
ヨーロッパは肝を冷やしたものだ

今年はそんなことがないようにと
EUと国際的トレンダーがウクライナに財政援助を申し出た
ウクライナも、世界の各国同様不況に苦しんでいるからだ

ソ連が建設したパイプラインの施設を
新しく作り直す費用を出そうというわけだ
The European Bank for Reconstruction and Developmentも
ウクライナのガス施設の再整備に対し援助を申し出ている

EUだけでなく、他の国際的レンダーも入れたというところがミソである
EUだけであったら、
ウクライナをEUにとりこむのが目当てではという
ロシアの疑心を招きかねないと考えたのであろう

しかし、ロシア自身も、ウクライナへんお援助を申し出ているのだ
ロシアもブリュッセルにたいし、50億ドルの援助を申し出ていて
ウクライナがおかしなまねをしたら
またパイプラインを止めるぞと脅している

ロシアとしては、ウクライナがEUから多額の援助を得て
ロシアがソ連時代につくった設備を再整備するというのは、面白くない
できれば阻止したい
50億ドルの援助をすれば、EUなどからの援助などいらないだろうと
言わんばかりである

早くも今年の冬のエネルギー供給をめぐって火花をちらす
EUとロシア
日本は中東に頼りきっているが
果たしてそれでエネルギー政策として安全なのか
再考すべきときがきたのではないか




dream3434 at 18:19│Comments(1)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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この記事へのコメント

1. Posted by cova   2009年08月02日 19:30
中東も、何かともめやすい地域ですよね。

やはり、分散する必要はあるでしょ。

アメリカの中東対策費の、一部肩代わり状態は不安です。

中東地域の国々は、日本で人々が思っている以上に日本への親近感を持っているのですから。

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更新日時:2009/11/22




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