2009年07月26日
中央アジアにおけるアメリカの影響力低下
オバマ大統領の支持率が低下してきたという報道があるが
国内経済の建て直しに必死のオバマ政権のもとで
外交が手薄になっているという感は否めない
国内経済の建て直しに必死のオバマ政権のもとで
外交が手薄になっているという感は否めない
先週木曜日、キルギスタンで大統領選挙が行われた
西側諸国は、最近中央アジアでの米軍基地がどんどん撤収されるなかで
とりあえず、米軍基地がおかれているキルギスでの大統領選挙の行方を
かたずを飲んで見守っていたが
予想通り、現大統領の8割以上の支持獲得という圧勝で終わった
キルギスタンは中央アジアに多い
形だけ民主制実際は独裁制の国である
選挙のある木曜日には、地方の農村での集会に警官が発砲するという出来事も報じられた
対立候補は、当然、選挙の不正を指摘しているが
バキーエフ現大統領の地位を揺るがすことは
おそらくできないであろう
そして、キルギスタンもまた
アメリカ軍の基地の撤収を決めてアメリカに通告してきた
アメリカ側は、交渉をもとめているが
キルギス側は、最後通告だという姿勢をくずしていない
このアメリカ軍基地撤収の背後には
当然ロシアが控えている
カザフスタンにある米軍基地撤収にたいしても20億ドルの援助を見返りにしている
カザフスタンのように、石油などの天然資源に恵まれていないキルギスタンでは
そのような援助は、現在の国際経済状況において
キルギスタンにとっては慈雨である
翻って、アメリカは、基地を置かせておくだけで
やっかいな存在になりつつある
キルギスタンはイスラム教国で、もともと米軍基地を置くことに反発があるし
絶対的独裁制のバキーエフ大統領にとって
人権外交を振り回すオバマ大統領の存在は
うざったい以外にない
人権を振り回すアメリカを遠ざけるのは当然といえよう
このように、アメリカはカザフスタン、キルギスタンと
立て続けに米軍基地を失い
アフガニスタンでの対タリバン闘争における補給基地を失い
決定的に不利な立場に追い込まれた
ウズベキスタン等に交渉しているというが
基地を得られるという保証はない
中央アジアにおけるアメリカのプレセンスは
どんどん後退している
かわりに乗り出しているのが中国である
先日、中国はカザフスタンに100億ドルの借款を供与することで
カザフスタンと合意した
中国の目当ては、当然カザフスタンに豊富な石油、天然ガスである
中国は、天然資源が豊富な中央アジアに積極的に進出し
借款を提供し、投資することで
石油、天然ガスの確保に努めてきた
今のところ、中国の中央アジアへの進出は
天然資源確保という、経済的理由であって
政治的に支配力を拡大するというものではない
(表面的にはであるが)
したがって、ロシアも
アメリカが中央アジアをアメリカの影響力下に置こうとしたのと違い
経済的目的で進出する中国をむしろ歓迎する方向で
中国と連携してアメリカと対抗しようとしている
ロシア自体、カザフスタンに、アメリカ軍基地を撤去するのとひきかえに
20億ドルを供与し
見事、アメリカ軍基地を撤収させるのに成功している
とにかく、ロシアは、中央アジアにアメリカが進出してくることを
極端に嫌っているのだ
そのためには、経済目的で動く中国と連携して
アメリカをけん制しようというのであろう
ということで、現在、中央アジアでは
ロシア・中国が連携してアメリカを排除する体制が
着々と進行しつつある
これに対してオバマ政権は今のところ、全く手をうっていない
アフガニスタンでの対タリバン闘争で手一杯というところであろうか
外交手腕の弱さ、外交能力の未経験を指摘されていたオバマ大統領だが
その指摘が、ここで現実のものとなりつつある
西側諸国は、最近中央アジアでの米軍基地がどんどん撤収されるなかで
とりあえず、米軍基地がおかれているキルギスでの大統領選挙の行方を
かたずを飲んで見守っていたが
予想通り、現大統領の8割以上の支持獲得という圧勝で終わった
キルギスタンは中央アジアに多い
形だけ民主制実際は独裁制の国である
選挙のある木曜日には、地方の農村での集会に警官が発砲するという出来事も報じられた
対立候補は、当然、選挙の不正を指摘しているが
バキーエフ現大統領の地位を揺るがすことは
おそらくできないであろう
そして、キルギスタンもまた
アメリカ軍の基地の撤収を決めてアメリカに通告してきた
アメリカ側は、交渉をもとめているが
キルギス側は、最後通告だという姿勢をくずしていない
このアメリカ軍基地撤収の背後には
当然ロシアが控えている
カザフスタンにある米軍基地撤収にたいしても20億ドルの援助を見返りにしている
カザフスタンのように、石油などの天然資源に恵まれていないキルギスタンでは
そのような援助は、現在の国際経済状況において
キルギスタンにとっては慈雨である
翻って、アメリカは、基地を置かせておくだけで
やっかいな存在になりつつある
キルギスタンはイスラム教国で、もともと米軍基地を置くことに反発があるし
絶対的独裁制のバキーエフ大統領にとって
人権外交を振り回すオバマ大統領の存在は
うざったい以外にない
人権を振り回すアメリカを遠ざけるのは当然といえよう
このように、アメリカはカザフスタン、キルギスタンと
立て続けに米軍基地を失い
アフガニスタンでの対タリバン闘争における補給基地を失い
決定的に不利な立場に追い込まれた
ウズベキスタン等に交渉しているというが
基地を得られるという保証はない
中央アジアにおけるアメリカのプレセンスは
どんどん後退している
かわりに乗り出しているのが中国である
先日、中国はカザフスタンに100億ドルの借款を供与することで
カザフスタンと合意した
中国の目当ては、当然カザフスタンに豊富な石油、天然ガスである
中国は、天然資源が豊富な中央アジアに積極的に進出し
借款を提供し、投資することで
石油、天然ガスの確保に努めてきた
今のところ、中国の中央アジアへの進出は
天然資源確保という、経済的理由であって
政治的に支配力を拡大するというものではない
(表面的にはであるが)
したがって、ロシアも
アメリカが中央アジアをアメリカの影響力下に置こうとしたのと違い
経済的目的で進出する中国をむしろ歓迎する方向で
中国と連携してアメリカと対抗しようとしている
ロシア自体、カザフスタンに、アメリカ軍基地を撤去するのとひきかえに
20億ドルを供与し
見事、アメリカ軍基地を撤収させるのに成功している
とにかく、ロシアは、中央アジアにアメリカが進出してくることを
極端に嫌っているのだ
そのためには、経済目的で動く中国と連携して
アメリカをけん制しようというのであろう
ということで、現在、中央アジアでは
ロシア・中国が連携してアメリカを排除する体制が
着々と進行しつつある
これに対してオバマ政権は今のところ、全く手をうっていない
アフガニスタンでの対タリバン闘争で手一杯というところであろうか
外交手腕の弱さ、外交能力の未経験を指摘されていたオバマ大統領だが
その指摘が、ここで現実のものとなりつつある
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この記事へのコメント
1. Posted by cova 2009年08月02日 11:39
アメリカと言う重しが取れた分、糸の切れた凧のような展開にならないと良いのですが。
良くも悪くも、アメリカにあってロシアや中国にないのが、国力です物。
良くも悪くも、アメリカにあってロシアや中国にないのが、国力です物。

